3000円以下でANC搭載。Xiaomiの本気が怖い「REDMI Buds 8 Lite」レビュー

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 3000円で高音質、ANC、アプリ対応、Google Fast Pairまで揃う。Xiaomiの「REDMI Buds 8 Lite」は価格破壊の次元が一段違っていた。

 初回セールで2780円と3000円を切る価格ながら、音質・ノイズキャンセリング・アプリ対応まで揃えたXiaomiのコストパフォーマンス最強イヤホンの最新モデル。実際の使用感をチェックしていこう。

目次

価格破壊イヤホンが強くなって帰ってきた。「Redmi Buds 8 Lite」をチェック

 市場競争が年々過熱するワイヤレスイヤホン。高音質などをアピールする3万円を超える製品も当たり前にある中、中国メーカー勢はコストパフォーマンスを重視した商品が多く登場している。

 今回はその中でもスマートフォン大手のXiaomiが、アクティブノイズキャンセリング(以下:ANC)を備えながら、3280円(初回セール価格:2780円)という、小学生のお小遣いでも購入できそうなワイヤレスイヤホンREDMI Buds 8 Liteを発売した。

 実は2024年に発売され、発売当初は2480円という破格っぷりで当ブログでも話題を呼んだRedmi Buds 6 Liteの後継機。抜群のコストパフォーマンスを維持したまま各所がアップグレードされている。

箱は一般的なイヤホンでよく見かけるタイプ
ケースと本体はブラック、ホワイト、ブルーの3色展開。今回はブルーを選んだ
ケースへの収まりも悪くない。いわゆるAirPods Proのようなもので、特段取り出しにくさもなく使いやすい
イヤホンの形状は一般的なもの

2780円という価格でもしっかり高音質なサウンドを実現。イコライザでカスタマイズも

 REDMI Buds 8 Liteの対応コーデックはSBCとAACに対応している。この価格帯でAACコーデックに対応しているものは少数なので音質面では優位。多くのスマートフォンやタブレット端末などで高音質サウンドを楽しめる。イヤホンのプロセッサにはBluetooth 5.4対応のチップを採用したことで、混雑した環境でも音切れしにくくなっている。

 オーディオハードウェアは12.4mm経のチタンダイヤフラムを採用したドライバーユニットを採用。振動板にチタンコートを施し、従来機種よりも高い解像感を表現できるとした。サウンドチューニングはバランスのとれたナチュラルな音楽再生に重点を置いており、自社の研究所であるXiaomi Acoustic Labにてチューニングされたサウンドとしている。

そんなREDMI Buds 8 Liteを早速聴いてみることにする。環境はスマートフォンにソニーのXperia 1 VIIを採用し、AACの環境で使用する。今回の試聴曲はこちら。

Luvliminal image/百瀬莉緒、宮尾美也、星井美希、ジュリア

The Cute!!!/藤田ことね

スロウリグレット/田所あずさ

LiLiA/若葉四季

今回のレビューではXperia 1 VIIを使用した

 REDMI Buds 8 Liteの感想として、実売価格3000円前後。セール価格で2780円の商品と考えれば十分すぎるサウンドに正直驚いた。ドライバーユニットの変更もあって、従来機のREDMI Buds 6 Liteよりもワンランク上のサウンドに仕上がっている。

 高域に若干のシャリ感こそあるが、ここが従来モデルよりも抑えられて聴きやすくなっている。廉価な機種でみられる「キンキンするシャリ感」は感じられない。3000円クラスのワイヤレスイヤホンとは思えないくらいよく作り込まれたサウンドだ。

 最初にスロウリグレットを聴いてみる。ドラムスやベースがやや前に出てくるためか、ボーカルの低位感がやや遠い印象がある。それでも量感や解像感は十分なレベルで備えており、高域の閉塞感も少なく価格を考えればかなり高音質だ。

 ここで曲を「LiLiA」、続けて「Luvliminal image」に変えてみる。意外にもこの価格帯にしてはかなり良質な低域を鳴らしてくれることに驚く。低域のレスポンスもRedmi Buds 6 Liteから改善されており、弾むようにビートを刻む前者でもクリアな低域をしっかりと表現できている。

 特に、前作に感じた多少の曇り感がかなり解消されており、後継機としてしっかりとチューニングされているように感じる。

 ここで曲を「The Cute!!!」に変えてみる。ボーカルがメインで、低域はやや控えめだ。全体的に尖りを抑えた丸い音だが、筆者的には割と好みのバランスで聴くことができる楽曲と感じる。刺さりが強い曲でも適度な柔らかさで聴ける。

 さて、この機種には5種類のイコライザーも利用できる。筆者としてはイコライザーを「音量を上げる」という設定にすると、よりパワフルなサウンドが楽しめるのでオススメだ。何度も言うが、実売3000円前後のワイヤレスイヤホンに求める音としては十分すぎるのだ。

ANC機能が進化したREDMI Buds 8 Lite。1万円クラスの機種顔負けの機能も

 さて、音質についてはこの辺りにして、ここからはマイクの品質や本体の質感について書いてみる。REDMI Buds 6 Liteの特徴はなんといっても3280円という価格ながらアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応している点だ。

 より高価な機種のものには性能で劣るものの、低域を中心に2kHzの範囲で-42dbの低減能力を持ち合わせるなど、この価格帯でもかなり上位の性能。ノイズキャンセリング性能も前作のRedmi Buds 6 Liteから進化している。もちろん、イヤホンをつけたまま外の音を取り込める「外音取り込み」にも対応。イヤホンをつけたまま会話も可能だ。

 実際に使ってみると、低域を中心にノイズが減衰されることがわかる。もちろんApple AirPods Proなどの高級機には劣るものの、多くの場合は「コレで十分」と思わせてくれる。前作のRedmi Buds 6 Liteで気になった「低域の強い曲ではうまく処理されない問題」は解消されている。

 また、REDMI Buds 8 Liteにはデュアルマイクノイズリダクションという機能を備え、通話時は周囲の音や風切音を軽減させることができる。実際に使ってみたが、通話が聞き取りにくいといったことはなかった。

 REDMI Buds 8 Liteの特徴はこれだけではない。安価ながらもGoogle Fast Pairに対応し、Androidスマホなら面倒なペアリングが簡単に行える。専用アプリにも対応し、イコライザー、イヤホンを探す、各種操作割り当ての切替も可能。ソフトウェアアップデートも可能なようで、機能改善のアップデートも行われそうだ。

 オマケに本体はIP54の防滴性能まで備えており、3000円クラスのワイヤレスイヤホンでここまで多機能な機種が過去にあったものかと思わせる。

イヤーピースは交換可能。専用品でなくても装着できる

 イヤホンのフィット感については市場でもよく見るあの形状。やはりこの形状は人間工学的にもよくできているのか、完全ワイヤレスイヤホンの中でも上位に入る装着感だ。

 バッテリー持ちに関しては公称値で8時間としている。実際に朝から使ってみても6時間以上は利用できたので、あまり悪いという印象を受けなかった。ケースを用いると最大36時間の再生が可能。ケースは10分急速充電で120分利用できる。

 接続性ではGoogle Fast Pair対応が大きな特徴。廉価なイヤホンの場合、接続性や接続方法に難があるものが多いが、REDMI Buds 8 Liteはこの機能に対応する機種の中ではかなり安価。

 この機能はAndroid端末においてGoogleアカウントが登録されている場合、イヤホン側もこれに紐づく仕組み。日本では現在販売しているほぼ全てのAndroidスマートフォンで利用できる。

 これによって面倒なペアリングが作業がワンタップで行え、蓋を開けたらスマホとイヤホンが自動接続がされる。同じアカウントでログインしているタブレット端末をはじめ、複数の端末ともシームレスに接続できる利点もある。

専用アプリ「Xiaomi Earbuds」から操作の割り当て、イコライザー、簡単に設定できる

 前述のの機能に加え、高い接続性やアプリによるカスタマイズ部分については1万円クラスのイヤホンに備わる機能だ。 また、REDMI Buds 8 Liteでは、スマートフォンからイヤホンを探すこともできる。

 近年では廉価機種でも機能面は充実し始めたが、それでも3000円のイヤホンでノイズキャンセリング、アプリによるカスタマイズが揃っているものは他にない。

3000円で満足。1万円の機種にも負けない体験を楽しめるイヤホン

 さて、今回レビューのしたREDMI Buds 8 Liteだが、音質や機能面は価格を考えれば納得できるレベルに仕上げている。安価でもアクティブノイズキャンセリング、Google Fast Pair、アプリ対応といった「機能面」はかなり充実した商品だ。

 アプリからの音色のカスタマイズに加え、紛失時に音を鳴らしてイヤホンを探せるといった機能は、3000円台の商品ではほぼ存在しない。そのような意味でも1万円クラスのイヤホンの機能がほぼ全て入っていると評価したい。

 筆者としては、初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてかなりお勧めできる製品だ。音の好みはさておき、ふたを開ければスマートフォンと自動接続ができる。初回セットアップも簡単に行え、アプリから音色や操作のカスタマイズができる点は1万円以上する機種とも体験的には劣らない。

 特にこの価格帯の廉価な機種では日本語の説明も不十分な上に、ペアリングや接続性に難のある機種も少なくない。お試しでワイヤレスイヤホンを買ったら「使い物にならない」という意見が出やすい価格帯もこのラインのものが多い。

 REDMI Buds 8 Liteはそのような常識を打ち砕く製品だ。前述するGoogle Fast Pair、アクティブノイズキャンセリング、専用のアプリでのカスタマイズ対応は同価格帯のゲオなどで販売されるイヤホンにもなく、立派なアドバンテージとなっている。

 正直、この価格であれば「これでいいじゃん」と思わせてくれるだけのパフォーマンスを持ち合わせている。1万円の機種と比較すると確かにイヤホンの音質やノイズキャンセリング性能などで劣るが、その4倍の価格差を埋める体感ができるか?と問われると筆者は難しいと考える。

 初回のセールの2780円となれば、Amazonのセールなどで値下げされている廉価な機種よりも安価だったりする。安かろう悪かろうという言葉が当てはまらないくらい進化している。

 REDMI Buds 8 Liteは、はじめてのワイヤレスイヤホンにはもちろん、職場や車用などの2台目にも「とりあえず買っておけ」と言える製品だ。特にAndroidスマートフォンを持っている方にはかなりお勧めできる。安価でもしっかり使える商品を求める方はチェックしてみてはいかがだろうか。

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