iPad mini超え?Huawei MatePad miniは255g&通話対応の超軽量タブレット

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 中国 ファーウェイが8月に発売した8型タブレットの「Mate Pad mini」。AppleやXiaomiが市場投入してアピールする中、ファーウェイは全構成「SIM通信」を搭載して、通話できるタブレットという意味を確立した。今回は中国本土で実機を触ってきたのでレポートを残したい。

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重量255g 魅惑の8型タブレット端末に仕上げたMatePad mini

 Mate Pad miniは8.8型のタブレット端末。ディスプレイ解像度は2560×1600と必要十分。フレキシブルOLEDディスプレイを採用したことで、タブレット端末ながら画面輝度がピーク時1800ニトと高く、色再現性に優れるディスプレイを備える。

ベゼルレスの8.8型仕様。フロントカメラはパンチホールとなっている

 そんなMatePad miniの最大の特徴が薄さと軽さ。折りたたみスマホなどを製造する上で培った技術を応用し、厚さ5.1mm、重量255gという驚異的な軽量化を達成。なんでこんなことができるのか…と思えば、同社の三つ折りスマホ「Mate XT ULTIMATE DESIGN」は展開時に10型の画面を備えつつも重量は298gと思えば、こんなプロダクトが出てきてもおかしくはない。

 これは競合となるXiaomi Pad miniが326gということを踏まえると、実に70gも軽量となる。折りたたみスマホのカテゴリーで見ても、ひと昔前のGalaxy Z Fold5(258g)よりも軽量なのだ。

厚さは5.1mmとかなり薄い

 そしてもうひとつのアピールポイントがWi-Fi版が存在せず、すべての構成がSIM対応のセルラー通信に対応するタブレット端末でもあること。加えて、ただのデータ通信のみならず、通話可能という点も嬉しい。この点を見ると日本では「Xperia Z3 tablet Compact」の後継機では?と思う方もいることだ。

SIMを入れての通話が可能なので、実質的に「スマートフォン」と評価することもできる

 プロセッサはHiSilicon Kirin 9010を搭載、メモリは12GBを採用。Pura 70 Proなどに採用されたプロセッサで、Androidスマホの性能的に評価するとミッドレンジに分類される。
 一方で、本プロセッサは後述するHarmonyOS 5以降の独自OSには高度に最適化されており、基本性能という点ではAndroid端末と比較できない点には留意が必要だ。

 OSはHarmonyOS 5.1を採用し、日本語対応の6.0へのアップデートも予定されている。バッテリーは6400mAhと少なめなものの、薄型化のトレードオフと思われる。また、67Wの急速充電に対応する。
案内してくれたスタッフによると、HarmonyOSの最適化によって7000mAhクラスの競合製品にも引けを取らないという。

OSはHarmonyOS NEXT
スライタスペンの「M-Pen」にも対応。本体側面にマグネットでくっつくが、ペンの方が明らかに太い

6万円台から買える高性能セルラー通信対応タブレット。日本でも欲しくなる

 MatePad miniはコストを抑えた構成が3299元(6.5万円)から、通常版で3999元(8万円から)とiPad miniと真っ向勝負の価格帯。全構成にマットガラスのオプションも用意している。

 iPad miniと比較して決定的に違う点は、セルラー通信に標準対応していること、OLEDディスプレイを採用していること、圧倒的な軽量化モデルである点が大きな差別化だ。

 特に6万円クラスでちゃんとOLEDディスプレイを採用し、セルラー通信機能を備える点はかなり驚異的な機種だと考える。競合他社の製品でもここまでのものは存在しない。

 廉価構成は伝送速度がUSB 2.0規格に抑えられており、外部画面出力に非対応なこと、衛星通信機能に非対応という差こそあるものの、基本的な性能は変わらない。

 今回のMate Pad miniは今までのiPad miniのAndroid版みたいなところから「圧倒的な軽量化」「衛星通信対応の高いコネクティビティ」という点で差別化を図っている。防水性能を備えていない点は惜しいものの、ある意味で8型タブレットの究極系のようなものを送り出してきた。

 独自OSの関係から日本での登場は考えにくいが、このサイズ感、機能、性能を持ち合わせるタブレット端末を求める声は少なくない。
 少なからず「Xperia Z3 Tablet Compact難民」という言葉があるくらいには、スポット的な需要があるものと思われる。競合他社から追従するコンセプトの端末が出ることも合わせて期待したい。

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