Galaxy Z TriFold発表。10型級の“観音開き”はMate XTを超えるのか

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 12月2日。サムスンの次世代折りたたみスマートフォン、Galaxy Z TriFoldのが発表された。ファーウェイのMate XTに次ぐ三つ折りスマホとして世に放たれた「サムスンの本気」をチェックしていこう。

目次

10型タブレットクラスの圧倒的な表示領域。観音開きの三つ折りディスプレイを採用

 Galaxy Z TriFoldの最大の特徴は、3つ折り構造が実現する広大なディスプレイだ。

 メインディスプレイのサイズは約10型(253mm)、解像度は2160 x 1584ピクセル(QXGA+)となる。このメインディスプレイにはDynamic AMOLED 2Xが採用されており、最大120 Hzのリフレッシュレートに対応する。

 一方、折りたたんだ際のカバーディスプレイは6.5型(FHD+、2520 x 1080)と大型で、こちらもDynamic AMOLED 2Xを採用しています [1, 6]。メインおよびサブディスプレイのどちらも1,600万色、P3広色域に対応しており、視覚体験に妥協はない。

ディスプレイのUTG、画面ヒンジも最新世代のものを使用し、耐久性を高めた

 この大画面スマホの本体サイズは、完全に展開した状態では縦159.2 x 横214.1 mm。厚さは、SIMトレイがあるディスプレイ部で約3.9mm、中央部で4.2mm、側面のボタンがあるディスプレイ部で4.0mmと、極めて薄く設計されてる。

 また、折りたたんだ状態では、縦159.2 x 横75.0 x 厚さ12.9 mmとなり、本体重量は309gとした。

最薄部3.9mmの薄型ボディを採用

Snapdragon 8 Elite for Galaxyで高パフォーマンスを実現!薄型でも大容量バッテリーもうれしい

 Galaxy Z TriFoldは、処理性能も高く仕上げた。プロセッサはSnapdragon 8 Elite for Galaxyを採用。メモリら16 GBを搭載し、ストレージ容量は512 GBとした。OSにはAndroidを採用している。

 また、Galaxy Z TriFold向けの機能としてメイン画面では3つのアプリの同時起動に加え、同社のタブレット端末で利用できる「Samsung DeX」というデスクトップ表示機能も備える。コレができるだけのメモリ構成と言うわけだ。

大画面ディスプレイを活かして3つのアプリを同時に動かすことも可能

 バッテリー容量は標準値で5,600mAhと大容量であり、メーカー公称値では最大17時間のビデオ再生を可能としている。

 カメラ性能については、リアカメラはトリプル構成で、メインの広角カメラは2億画素、超広角カメラが1200万画素、3倍望遠カメラが1000万画素の構成。基本的にはGalaxy Z Fold7と同じ構成。また、フロントカメラとカバーカメラは共に1000万画素。こちらもGalaxy Z Fold7と共通だ。

三つ折りでも高い耐久性、7年間の長期サポートもうれしい

 Galaxy Z TriFoldにて気になる本体の耐久性については、国際基準に基づきIP48等級の防水機能をサポート。メーカー試験では1.5mの淡水中で30分間動かさずに置いた試験条件を満たすものであり、1mm以上の固体に対する保護基準も含まれる。

 ディスプレイのUTG(ガラス)も強化し、ヒンジもGalaxy Z Fold7と同じ最新世代を採用。観音開きのような構造としたことで画面が外側に露出しないことから、ファーウェイの製品よりも物理的な耐久性を備える。

 また、心理的な使いにくさの解消もできているように感じる。ただし、このデバイスはより細かい砂や埃に対する耐性はないとしている。

 カラーバリエーションは「크래프티드 블랙(クラフテッド ブラック)」のみ。なお、スライタスペンの「Sペン」には非対応となっている。

 このGalaxy Z TriFoldでは、7年間のOSアップデートを予定しており、セキュリティアップデートは2032年12月31日まで提供される予定としている。

カラーはクラフテッドブラックが用意される

ファーウェイの三つ折りスマホとGalaxyの三つ折りスマホは何が違うのか

 ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」とGalaxy Z TriFoldには決定的に違う部分がある。それがディスプレイだ。

 Mate XTでは1枚の10型ディスプレイを三つに折りたたむイメージだ。最小時で6.5型、中段階で7.6型、展開時で10.2型という使い方もできる。折り畳む向きが内側と外側にそれぞれ向くことになる。

1枚のディスプレイを三つに折りたたみMate XT

 一方でGalaxy Z TriFoldは10型のディスプレイを観音開きのように畳み込むため、ヒンジは全て外側になる。このため、ファーウェイのような「中段階」がなく、6.5型のカバーディスプレイ、10型のメインディスプレイという構成になる。

折りたたむと「G」ような形状となるGalaxy Z TriFold

 この構成は本体のフレームに当たる部分に柔らかい画面が露出せず、画面の耐久性に優れるというメリットがある。その一方で、折りたためる画面の使い方には制限が生まれる。

 実際、Galaxyではファーウェイのように7.6〜8型サイズで使うことはできず、1枚開いてカバー画面をセルフィーディスプレイとして使うこともできない。

 Galaxy Z TriFoldは閉じてスマホ、開いたら10型のタブレットという2パターンに特化した端末。だからこそ、10型の画面での体験の質を重視しているように思える。

 曲げた状態や画面サイズによって使い方が変化するファーウェイとは全く違うコンセプトであることがわかる。

価格は38万円。それでも未来を感じるスマートフォン

 そんなGalaxy Z TriFoldは12月12日に韓国にて発売し、その後アメリカや中国などの地域でも展開されるとした。価格は韓国向けの512GBモデルで359万0400ウォン(約38万円)の設定。

 これはファーウェイのMate XTの19999元(約40万円)に近い設定であり、ライバル視しているものと思われる。この2社のせいで「三つ折りスマホは40万円」という市場になってしまったと言ってよい。

 それでも、今の日本でファーウェイの三つ折りスマホを使うのはソフトウェアの相性的にも困難であり、「日本でちゃんと使える」がついたら本機種の1択になる。

 日本でも発売されたらきっと話題になる三つ折りスマホ。筆者は韓国にて実際に触ってくる予定なので、その際のレポートなどもお届けしたい。

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