1000円でPD 20W対応。ダイソーの最強コスパなモバイルバッテリーを検証

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「ダイソーのモバイルバッテリー=遅い」という印象を、良い意味で裏切る製品が登場した。
ダイソーで税込1000円という価格ながら、本製品は最大20WのUSB PD出力に対応するという。果たして表記通りの性能は出るのか。実機を使い、USB PDでの出力を実測しながら検証してみた。

目次

ダイソーの最新モバイルバッテリー。なんと20WのUSB PDに対応の高性能モデル

 あらゆる商品が販売されている100円ショップのダイソーだが、スマホ関連のアクセサリーも多くの商品が展開される。今回は1000円で販売されている「USB PD対応」モバイルバッテリーを紹介する。バッテリーとしては、容量が10000mAhのリチウムイオンバッテリーを採用する。大容量でスマートフォンも複数回充電できる。

 評価したいのは充電出力。USB PDで12V-1.67Aの20W出力に対応するもので、競合製品よりも500円ほど安く、全国のダイソーで買える入手性の高さが魅力だ。

本体は樹脂製。高級感は感じられない
バッテリー残量を示すインジケータを備える

  本製品はバッテリー本体にUSB端子を備える。ポートはType Aが2口、Type-Cが1口だ。microUSB端子も備えているが、こちらはモバイルバッテリーの充電専用端子となる。

端子は3口。microUSB端子は充電専用

実際にUSB PD対応機器で使ってみた。検証結果は対応機器でしっかり使えた

 ダイソーの製品の中には、アピールしている性能通りに出ないもの多い。今回はUSBチェッカーで実際に出力されるか確認してみた。

 まずはバッテリーにiPhoneを接続。ちゃんとUSB PDの12Vを検出し、実測18W前後で給電されることを確認した。100円ショップで販売されるような激安モバイルバッテリーは5V-1〜2A前後の出力(5〜10W)が多いため、対応機種なら2倍くらいの速さで充電できる。

 また、USB PD規格なので対応していればノートパソコンへの給電も可能。ただし、純正のアダプタよりもかなり出力が低いため、まともな充電には使えない。もしもの時の保険程度と思っておこう。

スマートフォンも対応機種なら高速で充電できる
ノートパソコンへも給電が可能。
USB PDで給電中はインジケータランプの1番左側が緑色に点灯する。この辺りの視認性も悪くない

 もうひとつアピールするポイントが、バッテリー本体の充電性能。廉価なモバイルバッテリーでは出力だけ高性能というものも多い中、本製品はバッテリー本体もPD 20Wに対応する。

 こちらも実測でも12Vを認識し、バッテリーへは18Wほどで給電されていた。モバイルバッテリーは容量が多いだけに充電に時間がかかってしまうが、今回紹介するバッテリーならより早く充電ができる。

モバイルバッテリーへの充電は実測18W前後で受け入れた

 このため、公称通りのモバイルバッテリーとしての機能は満たしているように思う。PDは20Wのほか18Wにも対応。プロトコル上ではUSB PPSの22Wにも対応しているようだが、手元の環境では確認できなかった。

USBチェッカー PDの12V-1.67A(20W)に加えてUSB PPSの11V-2A(22W)にもプロトコル上は対応している

ダイソーで買える入手性も良し。1000円で「悩んだらコレ」なモバイルバッテリー

 今回のモバイルバッテリーだが、1000円という価格の割に性能が良く、iPhone、Androidユーザー共に使い勝手の良い商品だった。まだまだ主流のType-A端子も備えており、最大3台同時に充電できることも魅力。いろんな場面で使えそうなのは嬉しい。

 本機種の10000mAhのバッテリー容量を考えると、iPhoneやGalaxy、Pixelといったスマートフォンであれば「2回は充電できる」と考えて良さそうだ。

 また、廉価な商品で気になる品質面は、価格を考えれば上々と思える。過電流保護などの表記は見られないものの、これらを求めるならXiaomiやAnkerあたりを選んだほうがよさそうだ。

 使う上で気になる安全性はPSEマークの取得はもちろん、販売元の株式会社ラティーノはJBRCの会員企業のため、家電量販店などのリサイクル協力店に持ち込むことで適切に処分できる。この辺りは中華通販等の激安バッテリーにはない安心感だ。

本体のPSEマークはもちろん、同梱の説明書にもリサイクル方法が記載されている

 XiaomiやAnkerなどからコスパに優れるバッテリーが出る中、ダイソーらしいコスパと入手性の高い製品が登場したことは嬉しい。興味がある方はぜひチェックしてみて欲しい。

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