Xiaomi 17 Proレビュー 背面ディスプレイ搭載×ライカ光学5倍カメラの最新ハイエンドスマホ

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 こんにちは。これまで使ったスマホは300台以上。生まれはギリギリZ世代のライター はやぽんです。さて、「最新スマホ」という単語にはいつも心がときめくものだ。

 今回は海の向こうからやってきた「日本では未発売」最新のライカスマホことXiaomi 17 Proのレビューといきましょう。

 本機種は筆者が実際に中国にて購入、開通した状態で日本に持ち込み、総務省への特例申請の実施、ならびに電波法103条の7に基づき利用した。

目次

ライカ共同開発カメラ採用!LOFIC対応で大きく進化したXiaomi 17 Pro

 Xiaomiからは数年来「ライカコラボスマホ」が矢継ぎに発売され、日本でもライカコラボレーションの新型スマホXiaomi 15Tシリーズが発売された。今回は中国で発売された最新スマホ「Xiaomi 17 Pro」だ。

 売りとしているカメラは3眼構成。35mm換算で17mmの超広角、23mmの標準、そして光学5倍相当の望遠となる。レンズはライカのズミルクスを冠するものとなり、ズームレンズとなるため「VARIO-SUMMILUX」の表記が見られる。今作では望遠カメラが大幅に強化されるなど、光学系も従来より飛躍的な進化を遂げている。

Xiaomi 17 Proのカメラは3眼構成

 メインカメラのイメージセンサーは自社ブランディングの「Light Hunter 950」を採用。前作「Light Fusion 900」から世代が進化しており、解像感や低照度性能のさらなる向上が期待できる。

 また、このLight Hunter 950はLOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)に対応している。これはフォトダイオードが飽和した際に余剰となった電荷を画素内のコンデンサへ横方向に逃がして蓄積することで、複数枚の合成処理に頼らずとも単一露光で広いダイナミックレンジを実現するイメージセンサー技術だ。

 この技術により、強い光源が混在するシーンでも白飛びを大幅に抑えられるため、夜景撮影や逆光、ライトアップされた被写体など、明暗差の激しいシーンでの描写力が飛躍的に向上している。

 複数フレームの合成を必要としないため、動きのある被写体でもゴーストやモーションアーチファクトが発生しにくい点もポイントだ。前作では苦手としていた輝度差の大きな場面でも、Xiaomi 17 Proは自然でメリハリのある一枚を確実に仕留めてくれる。

 レンズのフレアなども前作から引き続き改善されており、前作より着実な進化を遂げたと評価できる。そんなXiaomi 17 Proでの作例は以下のようになる。本機種ではデフォルトのクォーターマークに画角が表示されるのでそちらを参考にしてほしい。

 Xiaomi 17 Proではライカを冠するチューニングなだけあって質感深い絵が出る印象だ。前作のXiaomi 15シリーズよりもさらに深みのあるチューニングと感じる
Xiaomi 17 Proの夜景モードは強力だ。どちらかと言うと黒をハッキリ出すチューニングとなっており、メリハリのある作例となる

 組み合わせだけなら、モノクロを含めてプリセットで32通りのライカ監修パターンが出てくるものになる。すごいといえばすごいのだが、ユーザーにとって分かりやすいかと問われると少々複雑にも感じる次第だ。フレームはプリセットでいくつかあり、数パターンから選択、撮影後に後付けも可能だ。

 Xiaomi 17 Pro最大の特徴がライカ監修の光学5倍ペリスコープ望遠カメラだ。前作Xiaomi 15の60mm相当・光学2倍ほどの望遠から大幅に強化され、より遠くの被写体を高精細に捉えられるようになった。また最短撮影距離が20cmと、ペリスコープ構造でありながらかなり寄れるカメラだ。

 加えて、光学5倍ペリスコープ望遠でありながらテレマクロ性能を重視したカメラの存在は他社のスマートフォンにはまだ少ないものだ。べらぼうな望遠性能だけを突き詰めるのではなく、寄れる・ボケる・表現の幅が広いという三拍子を揃えた望遠カメラはXiaomi 17 Proならではの強みだ。

このカメラではいわゆるテレマクロ撮影が簡単にできる。望遠カメラながら被写体に寄れることから、クローズアップ撮影が簡単に可能だ

 

 超広角カメラもキレイに撮影できる。17mm相当なのでXiaomi 15シリーズよりわずかに画角が狭いものの、開放的なパースを活かした構図も楽しめる。

超広角カメラは17mm相当となるが、ほかのカメラに比べると性能は劣る

高性能かつ背面ディスプレイが個性的なXiaomi 17 Pro。最新Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載!

 Xiaomi 17 Proはライカ監修カメラや背面サブディスプレイに注目が行きがちだが、画面性能なども評価したい。ざっとスペックを書くとこんなところだ。

SoC:Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5

メモリ:12/16GB(LPDDR5X)

ストレージ:256GB/512GB/1TB(UFS4.1)

画面:6.3型 2656×1220 LTPO AMOLED

カメラ(リア)

標準:5000万画素 f1.67 Light Hunter 950 OIS

超広角:5000万画素 f2.4

望遠:5000万画素 f2.0 光学5倍ペリスコープ OIS

フロント:5000万画素

バッテリー:6300mAh(Xiaomi金沙江バッテリー)

100W有線充電 / 50W無接点充電対応

重量:192g

 デザイン面での最大の特徴が、背面カメラモジュールに組み込まれた2.7型のサブディスプレイ「Magic Back Screen」だ。カメラ撮影時のプレビュー表示、音楽再生コントロール、通知の確認、翻訳画面の表示など、思いのほか多機能で実用性と個性を兼ね備えている。
 また、ロック画面と同様に任意の画像を常時表示することも可能で、個性的なカスタマイズが楽しめる。専用のケースを用いれば背面画面で簡単なゲームを楽しむこともできる。

Xiaomi 17 Pro背面にディスプレイを備える
背面ディスプレイは任意の画像や動画を設定できる

 ただし注意点もある。背面ディスプレイの一部機能は中国向けアプリにのみ対応しており、海外版や中国国外で使用する際には利用できる機能が制限される。グローバル利用を前提とする場合、このディスプレイの恩恵を100%享受できるとは言いがたい部分もある。あくまで便利なサブ機能として捉えておくのが現実的だろう。

背面ディスプレイではカメラのプレビュー、通知の表示、カスタマイズした壁紙などを表示可能
背面ディスプレイのスクリーンショットも撮影できるが、なぜかこのような形で出力される

 メインの画面は6.3型とiPhone 17やGoogle Pixel 10シリーズに近いサイズだ。LTPO AMOLED(有機EL)パネルを搭載し、画面解像度は2656×1220と高精細。画面輝度はピーク時3500nitとかなり高いものに仕上がっており、屋外でも非常に見やすい。

 またCSOTの新発光材料「M10」を採用し、従来比で発光効率が約11.4%向上している点も注目だ。ベゼル幅も四辺均等に約1.18mmと超狭額縁設計で、没入感の高い画面体験が楽しめる。

 本体の重量は192gと6300mAhの大容量バッテリーを積みながらも、十分に軽量な仕上がりだ。本体の縁の部分はすべて丸みを帯びた設計となっており、手触りも非常に良い。

6.3型のディスプレイは手になじむ
ベゼル幅は1.18mmとかなり細い
サイズ感はGalaxy S26などと同じ

 プロセッサはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用している。前世代のSnapdragon 8 Eliteからさらに電力効率が向上しているとされており、パフォーマンスはもちろん、バッテリー持ちへの好影響も期待できる。

 最新世代の製造プロセスで製造されており、CPU・GPU性能ともに性能強化されている。もちろん、スタンドアローンでのAI画像生成(オンデバイス処理)などの性能も向上しており、カメラ性能で大切なISP性能も強化されている。

 そんなXiaomi 17 Proを使ってみると、ハイエンド機というのもあって動作にストレスは感じない。Snapdragon 8 Elite Gen 5はかなり優秀なチップセットで、単純な発熱も抑えられているように感じた。


 崩壊スターレイルや学園アイドルマスターのような高負荷なコンテンツを1時間ほどぶっ通しでプレイしても、このサイズのスマホとしては発熱で「熱い」と感じることは少ない印象だった。ただし高負荷ゲームを長時間プレイすると発熱が見られることもあり、このあたりは引き続き注目したいポイントだ。

 Xiaomi 17 Proにはステレオスピーカーを搭載。Dolby Atmos・Dolby Vision・HDR10+対応はもちろん、ワイヤレス向け高音質プラットフォームのSnapdragon Soundにも対応する。防水防塵規格はIP68に対応する。

崩壊スターレイルなどのゲームも快適に遊べた

 バッテリー持ちについてはXiaomi 15から体感的に大きく向上している。6300mAhの大容量バッテリー「金沙江バッテリー」のおかげか、このサイズの機種では抜群の電池持ちだ。特殊なL字型パッケージと異形積層技術を採用した新開発バッテリーで、高エネルギー密度を実現している。

 急速充電は100Wの高速有線充電に対応。50Wのワイヤレス充電と22.5Wのリバースチャージにも対応している。最大100W PPS急速充電にも対応しており、専用充電器なしでも100W充電が可能な点は実用上ありがたい。約40分でのフル充電が可能だ。

 Xiaomi 17 Proでは「Xiaomi HyperOS 3」を採用。こちらはAndroid 16ベースであり、AI機能のさらなる強化やXiaomi独自の「Super Island」など、使い勝手を高める新機能が盛り込まれている。家電製品や自動車とのコネクティビティを重視した方向性は従来から引き継がれている。

大容量バッテリーと革新的デザイン!Xiaomi 17 Proは日本にも欲しいスマートフォン

 Xiaomi 17 Proのカメラに関しては、Xiaomi 15から望遠性能が大きく進化し、使いやすく着実な成長を遂げた。Xiaomi AISPの進化、プロセッサの最適化が行われたことで、高度なHDR処理などを可能にしている。ライカ監修の高いクオリティで写真撮影が可能なこともあって、市場の評価も変化し始めた。

 本機種は中国のみの発売となるが競合する vivo,OPPO などの端末に対して背面ディスプレイなどで差別化しつつ、端末の完成度は高く仕上げた。Magic Back Screen搭載、世界初のLOFLC対応センサー、大容量バッテリーを採用していることもあり、同価格帯のスマートフォンの中でも存在感を示している。

 強みの簡単にキレイに撮れるカメラは夜景にも強くなり「作品に昇華できる」レベルへ進化。Xiaomi 17 Ultraほどではなくても、基本的な性能はかなり高い。

 それでありながら価格は抑えた端末となっている。最小構成で4999元(約11万5000円)と、前作からわずかな値上げに留まっている。Galaxy S26シリーズやiPhone 17 Proが高騰するなか、「Galaxyより高スペックで安価」のポジションは依然として健在だ。(どちらかといえば1RMB=23.1円のクソ為替のほうが問題だと思う。)

 Xiaomiもハイブランド路線となってはいるが、まだまだコストパフォーマンスの高さは魅力だ。この値上げはXiaomiが「安いだけ」が付加価値のメーカーではなくなってきていることの裏付けでもある。

 筆者としては、Xiaomi 17 Proは「撮影体験が楽しいカメラスマホ」はもちろんのこと、高性能プロセッサと大容量バッテリーの両立がありがたい。カメラ性能はもちろんのこと、背面サブディスプレイという個性的なギミックを備えながらも、普段使いできる一台に仕上がっている。

 噂では、ごにょごにょするとXiaomiのスマホとしては昔ながらの楽しみ方も開放できるのだとか。興味がある方はチェックしてみてほしい。

人と違うスマホが欲しい方はありかもしれない

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