3カ月使って確信。薄さ・軽さ・完成度で最強級の折りたたみスマホHONOR Magic V5 レビュー

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 どうもこんにちは。今回は、横折り型の折りたたみスマートフォンとして高い注目を集めるHONOR Magic V5を、発売から約3カ月間じっくり使い込んだ上での長期レビューをお届けする。

 結論から言えば、Magic V5は「折りたたみはまだ重くて厚い」という常識を完全に過去のものにした1台だ。
閉じた状態で約8.8mm、重量は最軽量構成で217g。見た目も持ち心地も、もはや普通のスマートフォンと変わらない。Galaxy Z Fold7と対抗できる数少ないスマートフォンだ。

 さらにSnapdragon 8 Eliteの高いパフォーマンス、5850mAhの大容量バッテリー、折りたたみ最強クラスのカメラ性能まで備える。本記事では、実際に使って見えてきたHONOR Magic V5の完成度と、本当の価値を掘り下げていきたい。

目次

薄さと軽さは正義!普通のスマホと同じくらいの厚さ、重量に仕上げたHONOR Magic V5

 HONOR Magic V5は現時点の折りたたみ端末として最も完成度の高いスマートフォンのひとつ。同社が得意とする大画面、高性能なカメラ、薄型軽量化を全て詰めこんだスマートフォンへとアップデートされた。

 強力なマルチタスクや高い基本性能をはじめ、課題だった折りたたみ機構も改善され、ボディも薄型軽量化を果たし、より魅力的な製品に仕上がった。基本的なスペックは下記の通りだ。

SoC:Qualcomm Snapdragon 8 Elite
メモリ:12GB
ストレージ:256/512GB/1TB

メインカメラ:5000万画素 f1.8
超広角カメラ:5000万画素 f2.2
3倍望遠カメラ:6400万画素 f2.4

フロントカメラ:1000万画素
フロントカメラ:1000万画素(カバー画面)

カバー画面:6.43型OLED FHD+解像度
メイン画面:7.95型OLED 2X QXGA+解像度
120Hzリフレッシュレート対応

バッテリー容量:5850mAh

66W有線、50Wワイヤレス充電対応

OS:Android 16 Magic OS 10

 HONOR Magic V5では前作のコンセプトを進化させ、グローバルトレンドである「薄型軽量」にフォーカスしてきた。
 
 今回はGalaxy Z Fold7が中国勢に真っ向勝負を挑んだこともあり、HONORは迎え打つ側の立場となった。画面サイズはメインディスプレイが7.95型、カバーディスプレイも6.43型という一般的なスマートフォンに近い見た目を継承。

 そして発表会でも印象的だった点が「薄型、軽量化」だ。HONOR Magic V5は厚さ4.1mm、閉じた状態でも8.8mmという驚異的な薄さを実現。これは先行したOPPO Find N5、後発のGalaxy Z Fold7にも全く引けを取らない。

閉じた状態で8.8mm
開いた状態では4.2mm


 横に折りたためるスマホでは発表当時世界最軽量の217gという重量にも驚き。一般的なスマートフォンと同じレベルの重量感に仕上げてきた。
 2025年では210g台の機種としてvivo X Fold 5(217g)、Galaxy Z Fold7(215g)が登場するなど、薄型軽量化は近々のアピールポイントになっている。ただ、 HONOR Magic V5はホワイトのみ最軽量構成となっており、それ以外の色では厚さ4.2mm、重量222gとしている。

今回はブラックなので222g

明るいディスプレイ、Snapdragon 8 Eliteのパフォーマンス、5850mAhの大容量バッテリーでスキがないHONOR Magic V5

 HONOR Magic V5の大きなアピールポイントはディスプレイの折り目の目立たなさ。折りたたみ機構を一新し、やや画面を伸ばすような機構に変化した。
 ディスプレイ輝度も高く、全白輝度はメインディスプレイが1800ニト、カバーディスプレイが1300ニト。ピーク輝度は双方共に5000ニトと明るい仕様。

 画面サイズは中華勢の折りたたみの中ではやや小さい7.95型、カバーディスプレイも6.43型の仕様。120Hzのリフレッシュレート対応に加え、4320HzのPWM調光に対応したOLEDパネルを採用。目に優しく、省電力性能にも優れるという。

閉じた状態では6.43型
展開すると7.95型

 実際に使ってみると、屋外で使用した時の画面の視認性は抜群に良く、ちょっと前に折り畳みスマホに感じた「外で見にくい」といったシーンはかなり少なくなっている。
 またヒンジ機構も一新されたおかげで、以前よりも折り目がかなり抑えられている。もちろん触ればわかるものの、以前よりヒンジ部分の段差が少ない印象だ。
 

 核となるプロセッサはQualcomm Snapdragon 8 Eliteを採用。OPPO Find N5と異なり、8コア仕様の標準モデルを採用しているので、パフォーマンスは高い。
 レビューしてる機材も、ゲームなどの場面で使ってみてもパフォーマンスに不満はない。冷却機構では不利になりがちな折りたたみ端末でも、重量級のゲームは余裕で動作する。

高負荷なゼンレスゾーンゼロも快適に動作する。最新のプロセッサを搭載していることで、本体の発熱もかなり抑えられている
学園アイドルマスターも問題なく動作する

 本体スピーカーはステレオ構成。大型のスピーカーを採用しているので、スマホのスピーカーにしては音質も良い。配置がステレオ位置になるので、縦でも横でもいい音で楽しめる。

 電池持ちは折りたたみスマホでもトップクラス。ここは5850mAhの大容量バッテリーを搭載していることが大きい。本体の最適化も終わってこなれたタイミングにはなると思うが、通常利用に加えて原神のようなゲームを2時間遊んだり、30分の動画撮影などを加えても1日持つ印象。

 急速充電も充実しており、66Wの急速充電に加えて50Wのワイヤレス充電にも対応する。また、急速充電を行う場合は本体を冷却するため、画面を展開する必要がある。

 HONORのスマホは「Magic OS」というカスタムUIを採用している。ファーウェイ系のものに操作系は近く、非常に満足度の高い仕上がりだ。

 マルチタスクについてはGalaxyには一歩劣るものの、OPPOあたりと同じラインまで仕上げてきた。スマホサイズで三つのアプリを起動でき、その二つをメインで利用するイメージ。操作UIが大きく崩れないこと、サッとアプリを切り替えられる点では優位であり、場面によってはGalaxyよりも使いやすいと感じた。

マルチタスクはGalaxyとは異なるが、2つのアプリ+1という形でうごかせる。
フレックスモードでは専用UIになるアプリもある。それ以外のアプリでも操作画面やトラックパッドを表示することが可能だ

折りたたみスマホでは最強クラスのカメラ!普段使いでも綺麗に撮れるHONOR Magic V5

 HONOR Magic V5ではカメラ性能も強化。Falconシステムをアピールするメインカメラは5000万画素 。1/1.56型センサーを採用し、フラグシップ級の性能を備える。この他には5000万画素の超広角、6400万画素の3倍望遠カメラを含めた3眼カメラだ。 
 AIMAGEチューニングによるソフトウェアの最適化、プロセッサのISP性能が向上した関係で従来よりもズーム時の処理が自然になる等の進化をアピール した。

望遠カメラはペリスコープ方式を採用する
本体の厚さよりもカメラの方が厚い

 以下HONOR Magic V5での作例となる。基本的にオートで全て撮影している。

 ここまではメインカメラでの作例。折りたたみスマホという制約がありながらも、彩度やディティール処理がやや強めのチューニングで、簡単に映える写真が撮れることが特徴。このような意味ではHONOR Magic 7シリーズにも通ずるチューニングだ。

 3倍望遠はモノ撮りやフードフォトで使うと効果的だ。「ちょっと寄りたい」という時には重宝する画角となり、様々なシーンで利用できる。テレマクロ撮影も可能であり、体験で言えばフラグシップ級だ

 超広角はダイナミックに情景を切り取れる。5000万画素とそこそこ性能が高いことに加え、シチュエーションに応じて標準カメラから自動的に切り替わる。シーン検出によって推奨してくる場面もある。

 正直、今まで使ってきた折りたたみスマートフォンの中でも、トップレベルで綺麗に撮影できる印象だ。動画撮影も切り抜き処理は入るものの、非常に優秀な手ぶれ補正が備わっている。普段使いでは文句なしの撮れ具合と言える。

全方面で妥協なき折りたたみスマートフォン。高価な価値も十分に感じる仕上がりに

 HONOR Magic V5というスマートフォンを2ヶ月間使ってきたが、筆者的には「最強の折りたたみスマホ」の名前を絶対のものにするGalaxy Foldに対し、HONOR Magic V5はその牙城を崩せるレベルに到達する数少ないライバルだと考える。

 今回はハードウェアでGalaxyが大幅な薄型軽量化、カメラ性能の強化といった点で競合に並んだ。そのため、HONORはカメラ性能の強化、大容量バッテリー、ペン対応といった要素で差別化を図った。

 折りたたみ端末としてはトップレベルのIP58/59という防水防塵対応であり、6年間のOSアップデート提供を予定していることもプラスだ。そして何より、このスマートフォンの本当の良さは「スペック表から見えてこないところ」に良さがある。カメラひとつ挙げても、綺麗に撮れることと同じく「簡単に撮れること」に注力している。

 加えて、マルチタスク制御や各種アプリの最適化などもしっかり対応してきた。デカい画面をコンパクトに持ち歩けるだけでなく、「デカい画面をどう活かすか」「コンテンツをどう使わせるか」と言った体験にも力を入れているのだ。

 この辺りはカタログスペックだけでは見えてこないので、実際に使ってみてわかった感想だ。加えて、本体のアップデートもセキュリティパッチ配布までカウントすると7年間行うとしており、iPhone並の手厚いサポートも付加価値となっている。

 特に4.1mm、閉じた状態でも8.7mm(ホワイト)は驚異的な薄さ。本体重量こそGalaxy Z Foldに譲ったものの、防水性能やペリスコープ式望遠カメラなど、ハードウェアはより卓越している部分もある。横に折りたためるスマホでは最軽量クラスの217〜221gという一般的なスマートフォンと同じレベルの重量感に仕上げてきた。

 筆者としてはHONOR Magic V5は今、間違いなく「買い」と言えるスマートフォンのひとつだ。その一方で、価格は定価で約24万円と決して安いものではなくなったが、今までの折りたたみスマホとは異なる感覚の本機種はそれに見合う価値を持ち合わせている。


 折りたたみのスマートフォンも第4世代目に突入し、実用的な製品が出てくるようになったタイミングだと考える。実際に店頭で手に触れて、今現在における究極の折りたたみスマホを体験して欲しい。

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