Galaxy Z TriFoldはどこで買うのが正解?韓国版は最大15万円安、価格とSIM仕様を整理

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

 サムスン初の三つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」のグローバル展開が徐々に明らかになり、価格・仕様の地域差が浮き彫りになってきた。なかでも注目を集めているのが、韓国版の圧倒的な安さだ。

Galaxy Z TriFoldの価格を見ていこう
目次

地域によっては最大15万円差。Galaxy Z TriFoldの価格をチェック

 すでに価格が公表されている地域を見ると、先行販売された韓国では359万400ウォン(約38万円)の設定。当初は高価と言われたが、のちに韓国向けは競合と比較して安価な設定にしていると公表された。

 一方で、韓国以外ではやや高価な設定だ。中国本土では512GBモデルが19,999元(約44万円)、1TBモデルは21,999元(約49万円)の設定。これは競合するファーウェイのMate XTsに合わせた形であり、いまのところ唯一1TBが存在する。

 また、12月20日に販売を開始した台湾も89,900NTD(約44.5万円)と、高価な傾向にある。中東地域のUAEに至っては11,999AED(約51.4万円)と、現時点で発表されている中では最も高い。

 なお、発売を予定しているシンガポールについては公式サイト上で端末の存在がすでにお披露目されているものの、価格は現時点で未発表となっている。(一部では3900シンガポールドル前後(約48万円)と報じられている)

 アメリカ向けについては続報があり次第、お伝えしたい。

 

 この韓国版と他地域の価格差の背景には、韓国がサムスンの本拠地であり、Galaxy Z TriFoldを象徴的な「ショーケースモデル」として展開。話題性を優先し、価格を戦略的に抑えている。

韓国向けはeSIM対応。それ以外の地域は物理デュアルSIMか

 さらに、Galaxy Z TriFoldは地域ごとに型番とSIM仕様が異なる点も重要だ。韓国向けは SM-F968N で、物理SIM+eSIM構成。最安ではあるものの、物理デュアルSIMには対応しない。

 台湾やUAE、シンガポール向けは SM-F968Bで物理SIM×2のデュアルSIM仕様。中国本土向けは SM-F9680 で、同じく物理デュアルSIMを採用する。どちらもeSIMには対応しない。

 また、中国版はその他の地域向け製品とは中身のソフトウェア(特にAI周り)が大きく異なる。

 このようにGalaxy Z TriFoldは、価格、SIM構成、そして発表状況までもが地域ごとに大きく異なる。最安で入手するなら韓国版、運用の自由度を重視するなら7万円ほど高価になるが物理デュアルSIM対応の台湾、シンガポールモデルを選ぶと良さそう。

 そのような意味では極めて“マニア向け”なフラッグシップと言えるだろう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次