筋金入りのマニアのマホはまた面白いスマホを持ってきた。今回はどんな面白い機種を持ってきたのか。新作の第3話「麻薬王のスマホ?Royole FlexPai」

さて、今回登場した「Royole FlexPai」は折りたたみスマホとしては世界初の商品。Royole自体はスマートフォンというよりはディスプレイメーカーであり、フレキシブルディスプレイを得意としていた。
同社のディスプレイ技術を誇示するため、発売を控えるサムスンの折りたたみスマホに一矢報いるため。2018年にしれっと発表された世界初の折りたたみスマートフォンだ。
価格は当時で17万円ほどであったものの、あまりに唐突の発表だったため、どこかのマニアが作ったレンダリング画像なのでは?と憶測が立ったほどだ。


ディスプレイは1枚のものを折りたたんで使う。この方式はファーウェイが得意とし、コスト面や軽量化で優位であるものの、耐久性に難がありあまり普及していない。
実際、Royole FlexPaiでは現在主流のUTGも採用されておらず、耐久性は極めて低いものだった。普段使いするのも難しい製品だったと言える。


それ以外のスペックとしてはQualcomm製のSnapdragon 855を採用し、基本性能自体はGalaxy Foldに並ぶ。2000万画素のデュアルカメラなども世代に沿ったものだった。
余談ながら本機種は「麻薬王のスマホ」と呼ばれることもある。これはコロンビアの麻薬王「パブロ・エスコバル氏」の兄弟であるロベルト・エスコバル氏が経営する投資会社を通じて販売するとしたもの。
名前を「ESCOBAR FOLD 1」としているものの、その見た目はどこからどう見てもRoyole FlexPai。価格も当時で4万円ほどで販売するとしたものの、実際に販売されたかどうかは不明だ。

色々と訳ありの世界初の折りたたみスマホFlexPai。興味がある方はぜひ、チェックしてみてほしい。

