スマートフォンゲーミングおよびeスポーツコミュニティにおけるリーディングブランド「REDMAGIC」から発表されたゲーミングタブレット「REDMAGIC Astra」Androidタブレットとして現時点最高峰の性能を誇る「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、さらに小型タブレットとして市場初となるOLEDディスプレイを採用するなど、ゲーマーの期待を大きく上回る革新的な機能を多数備えている。そんな本機種をメーカーさんよりお借りしたのでレビューしたい
REDMAGIC AstraはコンパクトなAndroidタブレットで最高峰スペック!ゲーム特化の最強のハードウェアを実現!
REDMAGIC Astraはnubiaが展開するAndroidタブレット。同社は10型クラスのREDMAGIC Novaを展開しているが、それよりも一回り小さいコンパクトなモデルとして登場した。このクラスの機種としては現時点最高峰の性能を誇る。スペックは以下の通り。
SoC:Snapdragon 8 Elite
独自プロセッサ「Red Core 3 Pro 」UFS 4.1 Pro + LPDDR5T
システム REDMAGIC OS 10.5(Android 15)
メモリ :12/16/24GB LPDDR5T
ストレージ:256/512GB/1TB UFS 4.1 Pro
ディスプレイ: 9.06型 OLED リフレッシュレート: 最⼤165Hz
タッチサンプリングレート: – マルチ(10点)ポイント: 最⼤ 240Hz (常時) – ピンポイント: 最⼤ 2,000Hz (瞬時)
解像度: 2.4K (2400×1504ピクセル) アスペクト⽐: 16:10 コントラスト⽐: 1,000,000:1 輝度: 最⼤輝度1,600nits
バッテリー: 8,200mAh 充電:最⼤80W⾼速充電対応(充電分離対応)
接続
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
Bluetooth 5.4
USB 3.2 Gen 2 Type-C
リアカメラ:1300万画素 インカメラ:900万画素
端末サイズ:⾼さ: 207mm 幅: 134.2mm 厚さ: 6.9mm 重量: 約370g

REDMAGIC Astraは9.06型のディスプレイを採用したタブレット端末。iPad miniなどと競合するコンパクトタブレット端末に分類される


REDMAGIC Astraはプロセッサに「Snapdragon 8 Elite」を採用。Androidタブレット端末としては圧倒的なパフォーマンスを発揮できる。タブレット端末としては数少ないフラグシッププロセッサを採用した端末だ。
性能はもちろん、冷却機構も大きく進化している。ゲーミングスマホで培った冷却技術をタブレット向けに進化させた「PAD ICE-X冷却システム」を採用。加えて、最大20,000RPMの高速冷却ファンと13層の冷却レイヤーにより、長時間のゲームプレイでも発熱とパフォーマンス低下を抑制し、チップの真の性能を発揮し続けるとした。

これらの性能を生かし、ゲーミング体験を向上させる多彩な機能も充実。REDMAGIC Astraではフレーム補間機能とアップスケーリング機能を搭載し、通常60FPSまでのゲームでも最大120FPSのフレームレート最に補完し、アップスケーリングでは2Kの高解像度で楽しめる。対応タイトルには『原神』『崩壊:スターレイル』などが対応する。




通常よりも高負荷になるのだが、動作はかなりぬるぬる。ゲームに関してはこのサイズで最強クラスの動作感で楽しむことができる。このあたりは空冷ファンを用いた冷却機構がかなり効いているように感じた。気になる発熱だが、高付加時は本体背面がかなり熱くなる。特にカメラ部のガラス部の発熱が気になったが、パフォーマンスが落ちることはほとんどなかった。
また、ゲーミングモードの「REDMAGICゲームスペース」には、AIトリガー、フローティングウィンドウ、画面キャプチャ、高感度ジョイスティックなどの便利な機能やプラグインを利用できる。「X Gravityプラットフォーム」により、キーボード、マウス、コントローラーなど様々なゲームデバイスに対応し、スマートフォンのゲームをPCのような操作感で楽しめるほか、PS RemoteやXbox、Steam Linkなどでのリモートプレイも可能とした。
9型のOLEDディスプレイ搭載!ありそうでなかったハイエンドのコンパクトなAndroidタブレット
REDMAGIC Astraは日本向けの小型タブレットとして初めて9.06型の2.4K(2,400 × 1,504)解像度のOLEDディスプレイを採用。最大輝度1,600nitsと最大165Hzのリフレッシュレートにより、高精細でなめらかな映像を実現し、没入感のあるゲームを楽しめる。
ベゼル幅は上下左右均等わずか4.9mmで、画面占有率は90.1%。、9型の画面サイズでありながら市販の8型クラスのタブレットとほぼ同等のコンパクトさを実現。最大5,280Hzの超高周波PWM調光技術とSGS低ブルーライト・低視覚疲労認証を取得し、長時間の使用でも目への負担を軽減している。



本機種はコンパクトな点もうれしい。REDMAGIC Astraは薄さ6.9mm、軽さ約370gのコンパクトボディという仕上がり。9型のディスプレイでもベゼルレス設計としたことで、横幅を抑えることができた。iPad miniと同じくらいの片手でもギリギリ持てるサイズ感だ。

本体は金属筐体を採用し冷却面に優れる。REDMAGICのロゴ部付近はガラスが採用されており、デザインアクセントになっている。ファンの部分はゲーミングデバイスらしく発光する。
このほか、高音質なデュアルスピーカーに加えSnapdragon Sound、DTS:X認証を取得。このサイズのタブレットとしてはかなり音も良く、高品質なオーディオ体験を提供できるとした。イヤホンジャックこそないが、ワイヤレスでも低遅延で楽しむことができる。
本機種は8,200mAh大容量バッテリーを搭載。コンパクトでも長時間ゲームや動画などを楽しめる。最大80Wの高速充電に対応し、短時間で充電が可能。バッテリーを介さず本体に直接給電する充電分離機能(バイパス充電)も備えている。充電口が本体のセンターから少し上側に配置されており、横持ちした際に持ち手にケーブルが干渉しにくい設計にしている。

REDMAGIC Astraの価格は8万7800円から。フラグシップSoC搭載のタブレットとしてはお得
ゲーミングタブレットのREDMAGIC Astraは7月30日にいよいよ発売。価格を見ると最小構成で8万7800円から、最上位のメモリ24GB/ストレージ1TB構成でも15万円を切るなどのコストパフォーマンスに優れる設定。8~9インチのタブレット端末はiPad miniかLenovo陣営が強かったが、ここに新たなライバルが登場したことになる。
特に液晶パネルのiPad miniやLenovo陣営に対し、本機種はOLEDパネルを採用しており、競合に対して画面の視聴体験は極めて高い。フラッグシップのSnapdragon 8 Eliteプロセッサや空冷ファンによる高い冷却性能も差別化ポイントだ。
REDMAGIC Astraは、ありそうでなかった8インチクラスのハイエンドタブレットという端末。iPad mini以外に選択肢がほとんどないセグメントにおいて、Android端末では日本だとLenovoとほぼ二択。その中でもREDMAGIC Astraは最先端の技術とゲーマーに寄り添った機能で、タブレットのおけるゲーミングの新たなスタンダードを確立できるタブレット端末だ。
商品貸出:FastLane Japan

