あらゆるものが販売されている100円ショップ。安価に購入できるiPhoneのケースや画面保護フィルムといったアクセサリーも人気の製品。今回はスマートフォンの画面を大画面で投影できるアクセサリーを見つけたので紹介したい。
iPhoneやスマートフォンの画面をテレビに出力できるHDMI変換アダプタがダイソーで買える
さて、今回100円ショップで確認できたものは、USB-C端子から映像等を出力できる製品だ。主にUSB-C端子しか備えないパソコンなどからプロジェクター等に映像を出力したりする用途で利用する。こちらはダイソーにて1100円で販売されている。

製品名は「Type-C 3in1 HUB」だ

USBの入力はUSB PD 100Wの規格にも対応。任天堂Switchの画面出力にも対応する

ケーブルの長さは15cm
端子はUSB-C、HDMI、USB-Aを備える

パソコンはもちろん、スマートフォンでも利用できる
さて、このような製品はスマートフォンの画面をテレビ等の大画面で視聴したいという用途に利用できる。本製品はUSB-C端子から接続した端末への給電もできるため、バッテリの残量などを気にすることなく利用できる。
給電規格はUSB PDの100Wにも対応。対応機種であれば、急速充電を行ったまま画面の出力ができる。
パソコンやスマートフォンの一般的なミラーリングはもちろん、Galaxyのハイエンドスマートフォンで利用できる「Samsung DeX」といったデスクトップモードも利用できる。解像度は4K 30fpsまでをサポートする。

スマートフォンの画面を簡単に大画面へ出力できる。

USB-C端子を採用するiPhoneの画面も出力できる


本製品はUSB-C端子から充電できるため、端末の電池残量を気にしなくて良い。
iPhoneでもデータ転送ができる!メモリが使えるUSB端子が便利
本製品に備えるUSB-A端子はUSBメモリ等を接続してのデータの転送や、各種周辺機器を接続することもできる。USB3.0規格のため、高速な転送にも対応している。
従来は難しかったiPhoneでも簡単にデータのやり取りができる。最新のiPhoneはUSB-C端子のため、このアダプタさえあればUSBメモリも簡単に接続できる。アダプタひとつでUSBメモリ内のデータの閲覧ができるため、非常に便利だ。

USB-A端子はUSBメモリなどを接続できる

USBストレージ内のデータをiPhoneで閲覧することもできる
スマートフォンの画面を大画面で楽しむ用途にもアリ。ダイソーで買える点が強い
今回紹介したアダプタは近年の端子類が少ない現代のパソコンにとって、拡張性を確保するマストアイテムのひとつ。端子がUSB-Cということもあり、パソコンのみならずスマートフォンの画面をテレビなどで楽しむといった用途にも利用できる。単なる出力アダプタと異なり、端末に給電しながら利用できる点もプラスだ。
このアダプタでは映像出力のHDMI端子の他に、一般的なUSB-A端子も備えるため、USBメモリによるデータの転送や外部機器も利用できる。電源も供給されるので、MIDIキーボードやDJコントローラーといった比較的消費電力の大きいものも利用できる。
また、会社等で使用するアダプタとして購入するのもよさそうだ。法人向けのノートパソコンも近年はHDMI端子が省かれたり、従来のUSB-A端子が減って困るという声も見かける。そのような場面にも機能面に加え、安価な価格と入手性の良さで応えられる商品だ。USB-A端子がひとつしかなくて、キーボードとマウスを接続できないといった悩みもこれひとつで解消することができる。
直近ではiPhoneやiPadもUSB-C端子となったことで、この手のアダプタもかなり利用シーンが増えてきた。利用できる端末が増えたことが、ある意味100円ショップという入手性の高い販路で販売されていることの裏付けだ。1100円とダイソー商品としては安価ではないものの、確かに利用できる製品だった。興味がある方はチェックしてみてほしい。