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POCO F6 Pro レビュー 7万円以下の価格で原神も快適な高コスパスマホ

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  こんにちは。これまで使ったスマホは300台以上。生まれはギリギリZ世代のライター はやぽんです。
 さて、日本でも正式発売されたXiaomiのスマートフォン「POCO F6 Pro」が話題だ。海外で話題を集めるコストパフォーマンス重視のスマートフォンだが、今回久方ぶりに日本にも上陸した。今回はPOCO F6 Proを利用できる機会があったのでレビューしてみよう。

目次

POCO F6 Proのスペックをチェック。値段を抑えながらもフラグシップ並みのスペック

 POCO F6 ProはXiaomiのオンラインブランドに当たる「POCO」より販売されているスマートフォンだ。グローバル向けに発売されている機種と同じ仕様だが、付属品などに日本向けの最適化が行われている。スペックは以下の通り

SoC:Snapdragon 8 Gen 2
メモリ:12GB
ストレージ:256/512GB

画面:6.73インチ WQHD+解像度120Hz対応 OLEDパネル

カメラ
標準:5000万画素
超広角:800万画素
マクロ:200万画素
フロント:1600万画素

バッテリー:5000mAh 120W充電対応

画面内指紋認証
OS:Android 14 Xiaomi HyperOS
価格:約6万9800円〜(直販ストア)

 POCO F6 Proは2色展開されるが、今回は「ブラック」をチョイスした。カメラ部のゴールドがいいアクセントになっている。

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パッケージはグローバル版と同様だ

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ケースも付属する

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POCO F6 Proの画面は6.7インチ WQHD+解像度となる。

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本体にイヤホンジャックはない。スピーカーはステレオだ。

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 POCO F6 Proは特徴的なデザインだ。昨今のトレンドでもある岩などを意識したテクスチャが入り、価格以上の高級感を備える仕上がりだ。

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カメラ部はトリプルカメラだ。フラッシュ部も同じ加工で4眼のように思わせる。実際に持ってみると過度な主張はなく、本体のデザインといい具合に調和している。

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外観はもちろん、中身もしっかりカスタマイズされている。Xiaomiのスマートフォンなので「Xiaomi HyperOS」が採用されるが、デフォルトではPOCOランチャーになっているなど、一般的な同社のスマホとは異なる趣だ。

6万円台でSnapdragon 8 Gen 2搭載!カメラもきれいに撮れるスマホ

 ここまで外観的なものをチェックしてきたが、スマートフォンとしても見ていきたい。まず、廉価でも画面性能が比較的高い点もプラスだ。6万円台のスマートフォンとしては120Hzのリフレッシュレートに対応する点、画面輝度がピーク時4000nitと明るい点、1920HzのPWM調光に対応してちらつきを抑えるなど要所はしっかり押さえている。

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ディスプレイはエッジ等ないフラットパネル。ベゼルの幅も概ね均等になっており、デザイン面もしっかり押さえている。

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画面内指紋認証も備える。認証位置は下側だ

 POCO F6 Pro最大のウリは価格の割に高性能な点だ。プロセッサには昨年のフラグシップに当たるSnapdragon 8 Gen 2を採用。この価格帯の製品としては群を抜いたスペックで、日常使いはもちろん、ゲームなども快適に遊ぶことができる。

 基本性能が昨年のハイエンドスマートフォン並みと高く、市場に出ている多くの機種に対して性能面は優位だ。同じ価格帯どころか、10万円クラスの機種にもパフォーマンスでは上回る点は高く評価したい。

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原神についてはアップデートで追加された高画質モードでも快適に動作する。

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学マスも最高画質でしっかり動作する

 また、カメラ性能も売りにしているポイントだ。メインカメラには「Light Fusion 800」という5000万画素、1/1.55型のイメージセンサーを採用するなど、アッパーミドルのカテゴリーでは性能が高い。2倍望遠は実質的にロスレスで撮影できるため劣化も抑えられている。光学式手振れ補正も備えており、夜間でも手振れも抑えて撮影できる。

 超広角カメラは800万画素、200万画素のマクロカメラを採用する点は、コスト面の制約を感じるが、この価格で手を抜かれがちな部分もしっかり対応している。欲しい機能はしっかり入れてきた印象だ。

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カメラは光学式手ぶれ補正も備える

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写りとしては価格帯を考えれば悪くない。ハイエンドプロセッサを採用したことで画像処理性能の高さを発揮するなどの恩恵も受けている。

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超広角カメラはスペックが低いものの、昼間ならきれいに写る

 バッテリーは5000mAhのものを採用。待機時の電池持ちは良いが、利用時の電池持ちはやや悪い印象でカメラを使ったりゲームなどの場面ではゴリゴリと減っていく。
 一方で、120Wの急速充電にも対応しており、100%までは19分でフル充電が可能だ。「神ジューデン」をうたう急速充電なら、バッテリー持ちの悪さを多くの場面でカバーできそうだ。ワイヤレス充電には対応しない。

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120W対応の充電器は付属する

 防水防塵性能は明記されていない。IP規格の試験を行わないことで安価に仕上げたものと考えられるが、濡れ手でも操作できることをアピールしているため、せいぜい防滴レベルと見た方がよさそうだ。

コスパの鬼が爆誕!7万円以下で性能重視なら今年有力候補のスマホ

 今回のこのスマートフォンを評価するにあたり、Snapdragon 8 Gen 2の高い性能はもちろん、日本ではメーカーとしても非常に攻めた価格設定で出したと思っている。POCO F6 Proはグローバルで展開される価格よりも日本向け価格を安価に抑えたのだ。

 POCO F6 Proはグローバル向けが449ドル(税抜き約7万円)に対して日本版は税込みで6万9800と7万円を切ってきた。かなり攻めの姿勢を感じる価格だ。どうしても円安で価格に対するインパクトが薄れる中、Pixel 8aなどをライバル視した際は「本当に攻めた価格」と評価したい。もちろん海外版にも付属するYouTube Premium の特典や保証サービスも利用できる。

 加えて日本でもグローバル発表と同日に販売を開始し、発表会翌日にはお手元に届くというかつてないスピード感で発売された。これは海外メーカーだけでなく、国内メーカー含めても異例すぎるもので驚かされた。

 また、日本では世界で唯一、実店舗にて展示、販売が行われている。Xiaomiは東京の渋谷にてポップアップストアを期間限定で展開しており、ここでPOCO F6 Proの実機を触ることができる。

 本来POCOブランドはオンライン専売によって広告費や販促品等の店舗関連コストを抑えることで端末価格を抑えた端末だ。そのような端末を実店舗で展示するというだけでも、日本での力の入れようを感じさせるのだ。

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日本でのみPOCO F6 Proは実機が展示販売されている

 筆者としては、日本でも「コスパハイエンド」の狼煙が上がったと考える。6万円台~7万円台前半の価格はiPhone SEやGoogle Pixel 8aといった人気機種に加えXperia 10 VIやGalaxy A55といったミッドレンジも多い。そのような中で「フラグシップ級」の性能を持つ機種はほとんど出ていなかったのだ。

 そんな中、この価格帯であれば最強クラスの基本性能を持つものがPOCO F6 Proだ。防水性能で劣る点やFeriCaを備えない点、通信事業者で販売されていない点はマイナス要素だが、それを含めても性能の高さがアピールポイントだ。

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Pixel 8aと比較するとゲーム性能の高さや画面の大きさがなどが優位な部分だ

 POCO F6 Proは直販で6万9800円~とこの手の機種としては安価だ。SNS上ではこの手の「性能重視のコスパハイエンド」を求める声がかねてからあり、わざわざ海外から輸入して利用する方もいるのだ。日本でも潜在需要は少なからず存在しているセグメントの端末だ。

 今回のPOCO F6 Proの展開はそのような声にしっかり応えてきたという印象だ。興味がある方はチェックして欲しい。

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