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Xiaomi 14 Ultra レビュー 妥協なき最強の「カメラ特化スマホ」グローバル版にも期待

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可変絞りに寄れる望遠レンズ。妥協なき最強スペックの写真特化スマホに進化したXiaomi 14 Ultra

 売りとしているカメラは4眼構成。35㎜換算で12mmの超広角、23mmの標準、75mm、120mmの望遠だ。今回は光学系にかなり力を入れたと発表会でも示しており、スペック表以外の点も大きくアピールされた。メインレンズはXiaomiらしく8枚レンズに加え、反射防止コーティングが一新されるなど従来より大きく改善されている。

 また、メインカメラのレンズは明るくなったことで、ライカの”ズミルクス”を冠するものに変わった。これを冠する機種は過去にファーウェイより発売されている。

 そんなXiaomi 14 Ultraでの作例は以下の通り。今作より、デフォルトのクォーターマークに換算画角が表示されるのでそちらを参考にしてほしい。

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 Xiaomi 14 Ultraではスマホらしからぬ柔らかい質感の絵が出る印象だ。前作の13 Ultraと方向性は同じだが、メインカメラは新型センサー採用によるダイナミックレンジの向上もあってより「深みのある表現」を可能にした。可変絞りの存在や高度なAI処理なども「エモい質感」の引き立てに寄与している。

 Xiaomi 14 Ultraには「AIカメラ」という部分に加えて「LEICA AUTHENTIC」と「LEICA VIBRANT」という大きな枠がある。これらにHDRのオンオフと4種類のライカフィルターを組み合わせることで、ファーウェイやシャープのライカを冠したスマートフォンに近い色を出すこともできる。

 メインカメラのセンサーが1型と大型なこともあり、良くも悪くもボケがスマホとしては強めだ。その点、Xiaomi 14 Ultraは可変絞りを備えるので、ある程度パンフォーカスで撮影することも可能だ。ボケすぎて流れるような描写も抑えられる。

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絞り羽を備えるため、光芒の演出も可能だ。ファーウェイやXiaomi 14 Proと異なり、12枚羽のため光芒もおだやかだ。

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超広角カメラも見事な写りだ。こちらも5000万画素のセンサーを採用するなど、多少のズームにも対応できる。風景をまるまる収めたい場面では頼りにできる画角だ。

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ここまでは換算75mm(3.2倍)の作例だ。レンズもf2.0と明るく使い勝手も良い。今回は最短撮影距離がXiaomi 14などと同様に”よれる構成”になったことで、製品価値も大きく向上した。特にフードフォトなどの場面には絶大な効果を発揮する。

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 5倍望遠(120mm)も見事だ。レンズもf2.5と明るくなった上に最短撮影距離は30cmと、こちらもよれる構成だ。2倍クロップの10倍望遠なら実用性も高く、AIズーム機能を併用すれば、最大30倍相当まではある程度の画質で残すことが可能だ。

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AI補正を効かせた30倍ズーム。参考のGalaxy S24 Ultraと比較してもXiaomiのほうがきれいに処理されている。

 こうしてみると75mm相当や120mm相当の望遠レンズも優秀だ。どちらも5000万画素のものを採用するため、デジタルズーム域でも比較的に綺麗に撮影できる。

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このようなモノクロ写真も撮影できる。フレームはプリセットでいくつかあり、数パターンから後付けも可能だ

 動画については強力な手ブレ補正や各種ストリートスナップモードなどを備える。端末性能も極めて高く、全カメラで8K画質での撮影も可能など、高い性能を生かした撮影モードも充実している。

 そんなXiaomi 14 UltraはXiaomi 14 Proと異なり、Galaxy S24 UltraやOPPO Find X7 Ultraと言った「カメラフラグシップ」に対抗する機種だ。1型の大型センサーに可変絞りのほか、4眼のカメラで日常利用が多い画角をカバーする。他社との差別化ポイントとして、ライカチューニングとメインカメラの可変絞り、専用カメラグリップの存在が挙げられ、これだけでも注目度は高いポイントだ。

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