あらゆるものが販売されているダイソー。安価に購入できるiPhoneのケースや画面保護フィルムといったアクセサリーも人気の製品だが、今回Androidスマートフォン用のガラスフィルムも見つけることができた。
多種多様な機種が多く、iPhoneほど販売台数が伸びないAndroidスマートフォンのアクセサリーは高価なものが多い。しかも一般に高価なガラスフィルムがなんと100円で買えるというので、今回は使用感を含めて紹介したい。
100円ショップで買えるAndroidスマホ用ガラスフィルム。実際に使ってみた
さて、今回ダイソーで確認できたものはGoogle Pixel 7、Galaxy S22、AQUOS sense6/7用の製品。一般に高価なガラスフィルムだが、こちらは100円で販売されている。製品としては表面硬度10H、ブルーライトを最大41%カットすることのできるガラスフィルムのようだ。

パッケージは日本でもよく見かけるダイソーらしいデザインだ

今回はGalaxy S22用のものを試す。ここでは触れられていないが、6.1インチの画面を持つGalaxy S22のフィルムはGalaxy S21やGalaxy S23でも利用できる


貼った際の仕上がりも悪くないが、パッケージのような画面のベゼルギリギリまで保護するものではない。あくまで、画面の表示部のみを保護するタイプのガラスフィルムのため安価と考える。
今回のガラスフィルムの惜しい点は、画面内指紋認証が利用できないフィルムであったことだ。Galaxy Sシリーズの指紋センサーは超音波式と呼ばれるものが使用されており、大手メーカーのガラスフィルムでも画面内指紋センサーが利用できないものがある。この機能を利用したい場合は「画面内指紋認証対応」と書かれているものを選ぶ必要がある。

厚手のガラスフィルムなのか、Galaxyの画面内指紋認証は利用できなかった。
画面の指紋認証を備えるような機種では利用しにくいフィルムではあるものの、全国のダイソーにてこのようなものが買えるとだけでも価値はあると思う。
画面保護フィルムが「ダイソーで買える」こと。日本で普及しているAndroidスマートフォンの指標か
さて、このようなガラスフィルムという一見高価な商品がダイソーで買えるという入手性の良さは、同時に日本で普及しているスマートフォンのひとつ指標として評価することができる。
Google Pixel 7は昨年auやソフトバンクからも発売されてヒットした機種であり、シャープのAQUOS senseシリーズもミッドレンジとしてはトップの売り上げを誇る機種。Galaxy S22もお求めやすい分割割引やauの価格改定によって、今現在にわたって1年半以上売れ続けているロングランの端末となっている。
これらを鑑みても、ダイソーに並んでいるガラスフィルムの対応機種は、全国的にも売れているAndroidスマートフォンであると推察することができる。
今回紹介のガラスフィルムを利用したところ、サイズが極度に合わない、画面を十分に保護できないといった事はなく、一般的なガラスフィルムとして問題なく利用できた。その一方、このフィルムではGalaxyの画面内指紋認証は利用できなかった。筆者としては画面内ではなく、本体側面に指紋センサーを備えるAQUOS sense6/7向けが、今回の対応機種の中では最もお勧めできる製品と考える。
ダイソーでAndroidスマホのガラスフィルムが買えると言うだけでも驚きとなる今回の商品。対応機種を持ちの方は「予備」と言う形で買っておいても良いはず。興味がある方は店頭をチェックしてみてほしい。