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Galaxy Fold レビュー 折りたためるスマホで”5年先の未来”に触れる。高価だがロマンあふれるスマートフォン

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 ちょうちょを追いかけていましたら、私も無事に捕まえることができました。Galaxy Foldというちょうちょを。そんなわけでGalaxy Foldのファーストインプレッションを残そうと思います。

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目次

Galaxy  Foldを御開”蝶”!世界初の折りたたみスマホにせまる

 サムスン電子が作り上げた「折りたためる」スマートフォン。「フォルダブル」というジャンルになるとのこと。世界初の商用リリースこそFlexPaiに譲りましたが、依然として内折り画面では唯一無二の存在となる。

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箱がかなりでかいです。

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本体は開けるとこんな感じ。今回は香港版となるが、本国では購入者限定の24時間サポートまでつく充実っぷりです。

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そして本体。水濡れや磁石がある等の注意書きが多く書いてあります。

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本体は開いた際のカメラ部が特徴的だ。

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ヒンジ部分のアップ。パッと見ここから折れ曲がるようには見えない。

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ヒンジ部はSAMSUNGのロゴが入っている。(日本版はGalaxy)

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閉じた状態でも本体は非常にスタイリッシュだ。本体はマグネットで留まっており、磁気を帯びたものが近くにある時は注意

一目見て衝撃を受けたスマートフォン「Galaxy Fold」

 Galaxy S10シリーズとともに発表されたGalaxy Fold。日本では原宿のショールーム「Galaxy Harajuku」において先行展示されていた。価格が1990USD(約22万円)と安いものではありませんでしたが、この革新的なデバイスに多くの方が心動かされた。

 メディア向けの先行トライでは、画面保護フイルムはがしたところ、実は表面保護層で画面を破損してしまったこと。ヒンジ部に強い力をかけたらその部分だけ画面に縦線が入ってしまうなど、耐久性でかなりの難が見受けられた。これらを改善するために販売が延期になった。現在市場に出ているのはそれらが改良されたものになっている。

 Galaxy  Foldのスペック的は概ねGalaxy S10+に準拠しており、搭載SoCやカメラ性能は概ね同等。メモリ12GB、ストレージは512GBの大容量モデルとなっており、SDカードスロットは備えないが、容量不足で困ることは少ないでしょう。

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本体は閉じて4.6インチ 21:9の画面。感覚的には小さなXperia 1みたいなもの。

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開くと7.3インチ 8:9の大画面。イメージ的にはiPhone SEとiPad miniを持ち歩くものに近い。

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本体にはイヤホンジャックが備わっていないが、付属イヤホンでワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」が付属するのはちょっとびっくり。

Galaxy  Foldを使ってみて感じた”大画面”での映像視聴体験

 Galaxy  Foldやはり「視聴体験」が素晴らしい端末。一言でいうならばiPhone 8などのサイズ感でiPad miniを持ち歩ける。動画視聴、電子書籍閲覧などで非常に相性の良いスマートフォンだ。センターの折り目は気になるものの、よくぞこの程度に抑えたなと感心する。実際に使ってみて「折り目」はやや気になるものの、輝度ムラなどは感じられなかった。

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 画面が折りたためるスマホこそ過去にもあり、筆者もZTE AXON MやLG V50 ThinQといった2画面のスマホを使ってきた。もちろん、AXON Mではやっと実用レベルでの2画面端末、V50 ThinQでは拡張アクセサリーで「必要な時だけ2画面」というスタイルを確立した。

 そしてこのGalaxy Foldが見せてくれたものは、AXON Mのコンセプトを洗練させた数年前では考えもつかなかった夢のスマートフォンだった。画面に継ぎ目がないFlex AMOLEDだからできる未来のスマートフォンなのだ。

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有機ELパネルの特徴に「曲げ加工や可動部でも使用が可能」というものがあり、コンセプトモデルや技術展示モデルで多くのものが発表こそされていた。

5年後の当たり前。未来のスマートフォンの形をGalaxy Foldでみた

 まさに5年後の2025年にはスマホはこんな形になるでしょう。今から7年ほど前でしょうか。サムスンのコンセプトのひとつに折り畳み端末がお披露目されたが、あれまさに「夢のスマートフォン」だった。スマホがぐにゃっと曲がり、あっという間に7インチクラスの大画面になるもの。今思えばこれがGalaxy Foldになったんだなと納得はできる。

 技術が需要に追いついたというか、生かせる環境が来たのだと感じる。これから大容量の5G回線が普及すれば、端末のサイズは縦から横に、大容量回線の情報量を生かすマルチタスクや高画質コンテンツに最適化されるかのように大きくなっていく。大型化する端末はどうしても持ちにくくなる。それを解決するのがこのフォルダブル端末というわけだ。

 スマートフォンが今の形となって今年で10年余り、Galaxy  Foldはスマートフォンのこれからの形を明示、提案しているまったく新しい存在。日本国内でも発売されましたが、24万円という価格設定や、特定店舗でしか体験や購入ができない点でとても普及を考えたデバイスではありません。それでも「5年後のミライを買う」と考えれば特別高いものではないのかなと思ってしまいます。

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 実はGalaxy Foldのヒンジを見ると完全に折りたたみ切れておらず、隙間がある事がわかる。正直なところコンセプトは素晴らしいものの、耐久性などは未知の領域。そしてあの画面はガラス製でもなく、コーティングが施されてる関係から液晶保護フィルムは非推奨とされています。

 加えて、注意書きにもあるように本体は非防水。このような欠点や発売遅延などの未成熟さ、本体価格の高さと入手、利用に対するハードルはとても高い…それでも欲しいと思わせてくれました。あなたも。5年先のミライのスマホ…感じてみませんか?

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